ロナウジーニョは欧州サッカー界、最後のファンタジスタと呼ばれます。
2000年代中頃から2010年頃に掛けて、欧州ではファンタジスタの活躍に注目が集まっていました。ファンタジスタとは予想も付かないプレーを次々と繰り出すファンタジーあふれるプレイヤーのことで、チームの華であるとともに攻撃の中心を担う存在だったのです。
2010年頃からファンタジスタは重用されなくなり、より得点力や突破力のあるアタッカーに注目が集まるようになっていったのです。これも時代の流れですが、最後のファンタジスタとして人々の記憶に残っているのがロナウジーニョです。
ロナウジーニョはブラジル出身のフォワードで、欧州サッカーへの挑戦はフランスのPSGから始まりました。
その後スペインのバルセロナに移籍し、才能が一気に開花します。当時世界最強を誇ったスリートップの一角として、サイドから中央に切れ込むドリブルや相手の虚を突くパスで得点とアシストを量産したのです。自らがフィニッシャーとなるストライカーでは無かったものの、確実にバルセロナの攻撃を担う存在だったのです。
その後イタリアのミランを経てブラジルに復帰し、地元の人々をファンタジーあふれるプレーで湧かせました。まるで魔法をみているようなプレーです!
引退してロナウジーニョの笑顔でのプレーが観られなくなり、多くのファンは残念がっています。