Jリーグ常勝軍団 鹿島アントラーズ 大きな転換期
Jリーグの鹿島アントラーズはこれまで合計20ものタイトルを手にしているだけでなく、J2への降格経験もありません。
また、年間最低順位が二桁となったのも2012シーズンの11位1回のみです。
これまでのJリーグの歴史においてジュビロ磐田や浦和レッズといったチームも黄金期を築き上げてきましたが、常に安定して勝ち続けているチームは鹿島アントラーズ以外に見当たりません。
そんな鹿島アントラーズですが、2018シーズン終了後にはリーグ屈指のレベルを誇る昌子、西選手が移籍し、長らく精神的な支柱としてチームを支えてきた小笠原選手も引退しました。また、2018シーズン中には植田、金崎の主力2選手も移籍していることから、2019シーズンを心配する声も聞こえてきます。
このようにチームが転換期を迎えている2019シーズンにおいて鍵を握る選手の一人が内田選手です。
内田選手はケガの影響もあり、シャルケ時代の全盛期のように年間を通してフル稼働することは難しいかもしれませんが、若手選手に鹿島アントラーズが持っている勝者のメンタリティを継承するという重要な役割が求められています。
振り返れば鹿島アントラーズはこれまで何度も世代交代の危機に直面してきたものの、そのたびにジーコや秋田、小笠原といったレジェンドたちが勝者のメンタリティを下の世代に引き継ぐことで常勝軍団を築き上げてきたのです。
2018シーズンの中盤から多くの選手が退団しましたが、それでも鹿島アントラーズには将来日本を代表するような有望な若手選手が数多く所属しています。
彼らが将来日本代表として活躍できるような選手に成長し、アントラーズが常勝軍団で在り続けるためには経験豊富な内田がピッチの内外で若手の良きお手本になることが不可欠と言えるでしょう。